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システム開発技術、データ分析関連でお勉強したことや、山奥生活を綴る、テンション低めなブログです。

舌下免疫療法をはじめてみた(初回〜増量期)

前から気になっていた舌下免疫療法を、スギ花粉シーズンが来る前に開始することにしたので、せっかくなので記録に残していきます。

舌下免疫療法とは

スギ花粉や、ダニなどへのアレルギーの根本治療として近年知られるようになったものです。

簡単に言うと、スギ花粉などアレルギーの元になる成分を、少しずつ毎日体に投与することで、その成分に対して体を慣らしていき、最終的にはアレルギー反応をおこなさないようにする方法 です。医学的な詳しいことはわかりません。

舌下免疫療法の流れ

  1. 初回診断
    初回診断では、以下のようなことを確認され、血液検査が実施されます。

    1. 毎日、薬をのむことになるが大丈夫か?
    2. スギに対する抗体がない人は、そもそも舌下免疫療法を行うことができないので、最初は血液検査をして抗体があるかどうか調べる必要がある。
    3. 最初の2週間は、ちょっとずつ量を増やしていき、その後、毎日一定量の薬を投与することになる。
    4. 舌下免疫療法は、特に初期にアナフィラキシーが発生することがあるので、なるべく家族がいるときに投与したほうがよい。
    5. 舌下免疫療法は、治療が終了するまでに、3年〜5年かかる。
    6. 治療の結果、治る人は20%くらい。症状が軽減される人は残りの60%くらい。全く効果がない人は20%くらい。
    7. 血液検査を実施(結果が得られるまでに、1週間ほどかかった)
  2. 血液検査確認&初回投与
    1で、実施した血液検査の結果を確認し、スギに対する反応があるかどうかを確認する。 自分の場合は、以下のような感じで、スギとハウスダスト、ヤケヒョウヒダニに対する反応が同じくらいであった。 f:id:sessan:20181003164957j:plain
    ハウスダストとヤケヒョウヒダニは、2つとも要するにハウスダストに対するアレルギーがあるという意味らしい。
    ちなみに、舌下免疫療法は、スギもハウスダストも治療可能らしいが、両方は実施できないらしいので、自分はスギを選んだ。
    初回の投与は、アナフィラキシーの危険があるため、先生の前で行い、その後、30分ほど病院内の待合室で待機して、何もなければ完了、という感じであった。

  3. 増量期
    最初の2週間は、シダトレンという薬をプッシュ式のボトルでもらい、次の画像のように、開始日ごとにプッシュ数を増やしていきながら、毎日投与していく。 1週目と2週目で容器がことなって、2週目の容器には1週目の10倍の濃度のものが入っているらしい(写真は2週目のもの)。 f:id:sessan:20181003163547j:plain

費用はどれくらい?

保険が効きます。なので、自己負担額は3割です。

なお、初回診察は詳細な金額を忘れましたが、血液検査なども入れて5,000円~10,000円くらいだったと思います。

その後、2回目の診察代が580円で2週間後、その後は、月に1回580円。 薬は、1,640円/月でした。

なので、初回などを除き1年では概ね2,200 * 12 = 26,400円

で、3年〜5年とすると、 概ね79,200円〜132,000円くらいかかります。

花粉症シーズンはどうするの?

花粉症シーズンは、シダトレンの投与は続きますが、同時に普段飲んでいる花粉症の薬を飲んで症状を抑えてもいいらしいです。ていうか、症状がでるなら抑えないと無理。